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バルサはすべてで劣勢。スピード、強度、正確性…。指揮官は「新しい時代を始める」と言ったが…【欧州CL分析コラム】


【写真:Getty Images】

 バルサはすべてで劣勢。スピード、強度、正確性…。指揮官は「新しい時代を始める」と言ったが…【欧州CL分析コラム】

チャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグE最終節、バイエルン・ミュンヘン対バルサが現地時間8日に行われ、アウェイチームが3-0で敗戦。この試合に敗れたことで、バルサは21季ぶりのCLグループリーグ敗退が決定となった。(文:阿部勝教)【画像】バルセロナ、21/22シーズンの基本スタメン&フォーメーションはこちら!

●絶望の前半戦  第5節を終えた時点で、バルサはグループE2位。3位につけるベンフィカとの勝ち点差が「1」のため、自力で決勝トーナメント進出を決めるには、勝利が必須だったが…。  この重要な試合でシャビ・エルナンデス監督は、お馴染みの4-3-3を採用。ハムストリングの負傷により欠場となったアンス・ファティに代わり、11月に復帰したウスマン・デンベレを3トップの一角に起用した。  立ち上がりから攻勢に出たバルサだが、前線から激しいプレスをかけてきたバイエルンに苦戦。最終ラインから中盤の選手にパスを繋いで展開しようとするが、パスの受け手を潰され、自陣でボールを奪われる場面が続いた。  だが、バルサもすぐに対応。バイエルンが人数をかけて前線からプレスに来たため、中盤を飛ばして両ウイングの裏へのロングボールや最前線のメンフィス・デパイへのパスで、相手ゴールに迫っていた。    しかし、先制したのはホームのバイエルン・ミュンヘンだった。  守備時、バルサはインサイドハーフのガビがポジションを1つ上げ、4-2-3-1にフォーメーションを変更。ボランチにフレンキー・デ・ヨングとセルヒオ・ブスケツが並び、前線4人で前からプレスをかけていた。  しかし、DFからパスを受けようと動きだしたジャマール・ムシアラにデ・ヨングが釣られると、空いたスペースに入ったレロイ・サネ→ロベルト・レバンドフスキとパスを繋がれる。簡単にゴール前に運ばれると、最後は右サイドから走り込んできたトーマス・ミュラーがヘディングシュート。ロナルド・アラウホがこのシュートをクリアするも、ボールはすでにゴールラインを割っており、先制点を決められてしまった。  デンベレを中心にバルサは反撃に出たが、前半終了間際にサネの強烈なミドルシュートを決められ、2-0。絶望の2失点目を喫し、前半が終了した。   ●21季ぶりのCLグループリーグ敗退  決勝トーナメント進出のためには3得点が必要となったバルサは、右ウイングのセルジーニョ・デストに代えてニコ・ゴンザレスを投入。ガビを右ウイングに配置し、豊富な運動量とフィジカルのあるニコ・ゴンザレスを中盤に加えて、試合の主導権を握ろうとした。  しかし、後半に入っても主導権は変わらず、バイエルンに完璧な崩しから決定機を作られた。  その後はバルサがボールを保持する時間が続くが、リスクを冒さず引いて守るバイエルンを崩すことが出来ず、放ったシュートはどれも苦し紛れのミドルシュートだった。  焦るバルサの攻めあぐねる時間が続く中、62分にバイエルンが3点目をゲット。レバンドフスキからのロングパスを受けたアルフォンソ・デイビスがアラウホをかわしてクロスを上げると、ゴール前に立っていたムシアラが合わせ、簡単に得点を奪った。  これで4得点が必要となったバルサは、73分にリキ・プッチとフィリペ・コウチーニョを投入。リズムを変えようとしたが、状況は何も変わらず、3失点後にバルサが放ったシュートはわずか2本だけだった。    後方でパスを繋ぎ、ボランチもしくはセンターバックを1枚釣って、空いたスペースを的確についてきたバイエルンの攻撃を止めることが出来ず、バルサは敵地で3-0の敗戦。同日に3位のベンフィカがディナモ・キエフに勝利したことで、一時は世界最強と謳われたスペインの名門は、21季ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ敗退となった。 ●「これが私たちの現実」  今夏に長年チームの絶対的存在として君臨したリオネル・メッシが退団したことで、新たな時代を迎えたバルサは、シーズン序盤から苦戦を強いられた。CLでは開幕節でバイエルン・ミュンヘンに0-3で敗れると、次節のベンフィカ戦でも3-0で敗戦。クラブ史上ワースト記録となる、2試合で6失点の最悪のスタートとなっていた。  不振が続いたバルサは今年10月にロナルド・クーマン監督を解任し、クラブのレジェンド、シャビ・エルナンデスを新監督として招聘。クラブの立て直しを図ったが、予想以上に深刻なクラブ状況を改善するには時間が足りず、先述した通りバイエルン・ミュンヘンに敗れたことで、21季ぶりのCLグループリーグ敗退となってしまった。まさかのCL敗退となったバイエルン・ミュンヘン戦後の会見で指揮官は「我々は常に相手を支配しようとしが、より優れていたのは相手の方だった」と試合を振り返った。  事実、バルサがこの試合でバイエルン・ミュンヘンに劣っていたのは明らかだった。攻撃にスピード、守備の強度、プレーの正確性、どれをとってもホームチームの方が勝っていた。  1失点目と2失点目は的確にウィークポイントを突かれ、3失点目は一本のロングパスから簡単に決められてしまっていた。  敗戦を認めつつも、指揮官は「我々はバルサだ。この敗戦をダイナミックで多くのことを変える転機としなければならない。これが現実。今日から新しい時代を始める」とゼロからチームを立て直す決意表明を語った。  また、「我々の目標はヨーロッパリーグではなく、チャンピオンズリーグだ。バルサをあるべき場所に戻さないといけない」とも語っている。  現在のチーム状況が厳しいのは見るも明らかだ。若い選手らの頭角はあるが、バルサは世界有数のビッグクラブ、長い目を見ての改善とはいかない。早期改善が求められる。  今季のCL敗退が決まり、ラ・リーガでも7位に沈むバルサは、来季のCL出場を逃すことになればクラブの復活は今以上に難しくなっていくに違いない。故郷に帰還したレジェンドは、バルサの新たな時代を築き、復活させることが出来るだろうか。 (文:阿部勝教)

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16 / Feb / 2023 デジタル

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