2つ目のソリューションは「電子契約ソリューション」だ。以前から提供していた電子契約サービスを中心に、導入サポート、運用BPO、そして2022年から施行される改正電子帳簿保存法に対応した電子請求書の各種サービスをパッケージ化したもので、社内文書の電子化を実現する。
「紙に押印して締結していた契約をPDFと電子署名に移行し、クラウドで管理する電子契約には、業務プロセスの再構築や電子化、社内への周知・定着化など様々な課題がありますが、電子化による業務効率化には大きな価値があります」と、ソリューションを連携させてトータルでサポートできるNTTビジネスソリューションズの強みを強調する。
契約文書が電子化されれば、ペーパーレスによりコストが削減され、押印、郵送のための出社がなくなる。また、改ざんや紛失・漏えいのリスクも低減され、セキュリティ強化はもちろん、会社全体のコンプライアンスの徹底にもつながる。取引先の多い製造業にとってはメリットが大きく、実際に引き合いの8割が製造業で占められるという。
3つ目のソリューションは、「XC-帳票電子化ソリューション」である。Excelで作成した帳票を当ソリューションにアップロードすることで、電子帳票が作成され、タブレットなどで使える。帳票を紙で出力して現場に持ち込む必要がなくなり、現場で記入した内容を集計する手間もなくなる。現場で入力したデータは当ソリューションで一元管理されるので作業状況がリアルタイムに把握できる。「インターネット回線、Wi-Fiなどの通信環境とセットでご提供できるので、お客さまはワンストップでご利用いただけます。今後は設備稼働監視のソリューションと連携できるようにしていきます」とNTTビジネスソリューションズは今後の広がりについても語る。
NTTビジネスソリューションズの強みは、担当者が実際に現場を見て、最適なソリューションを提案できることにある。今後もリモートファクトリーを支援するソリューションが次々と提供されていく予定で、製造業の持続的発展を支援していく。デジタル化によって地域社会に貢献し、明るい未来をともにつくっていく。
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